Spielwarenmesse
2021年夏開催のシュピールヴァーレンメッセをキャンセル
- 長引く新型コロナのパンデミックにより運営上の安全が困難に
- デジタルサービスを強化し、2022年に再スタート
世界にその名を知られるニュルンベルクのシュピールヴァーレンメッセは、その長い歴史の中で今年初めて会期が夏に変更されました。主催者であるシュピールヴァーレンメッセ社は今年も玩具業界におけるネットワークワーキングのプラットフォームを皆様に提供すべく、あらゆる対策を講じてまいりましたが、この度、新型コロナウイルス感染症のパンデミックによる不確実性が依然としてドイツ国内および全世界レベルで高まっていることから、夏の開催を断念し、2022年開催のシュピールヴァーレンメッセに集中していくことを決定いたしました。この決定は3月25日の役員会で承認されました。
「夏開催の見本市については、出展社様からも来場者様からも、当初好意的な反響をいただいておりました。しかしながら、この数週間パンデミックからの回復が遅いことへの懸念が業界内で広がっています。私どもは一貫して、参加されるすべての皆様の健康と安全安心を第一に考えております」とシュピールヴァーレンメッセ社のCEOエルンスト・キックは語ります。とりわけ見本市産業には政治の側からの配慮が欠けており、見本市の開催計画ならびに海外からのメーカー様やバイヤー様の渡航に相当な影響が見込まれます。すでに数々の対策を講じてきましたが、必要不可欠な安全を担保する取り組みなしに、シュピールヴァーレンメッセの夏開催は不可能と判断されたのです。
今後直ちにシュピールヴァーレンメッセは2022年2月2日から6日までの通常通りの開催に「シュピールヴァーレンメッセ・デジタル」を結びつけて、全力を注いでまいります。これは、実際の見本市会場とヴァーチャルの世界を融合させて、出展社様、専門業者様、ならびにバイヤー様の当見本市へのご参加を最適なものにし、すべての参加者様に最高のサービスをお届けするもので、主催者であるシュピールヴァーレンメッセ社にとっては初めての試みとなります。「業界関係者の方からは2月に再会するのを待ちきれない、との期待に満ちたお声もいただいております。ニュルンベルクで開催される、第72回シュピールヴァーレンメッセで皆様にお目にかかれることを楽しみにしております」とエルンスト・キックは締めくくります。